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2009.01.16 1グラムの壁
小麦の自宅負荷を行い、1gで見事撃沈いたしました。

前回の診察時、オーツ麦、大麦、ライ麦の負荷テスト結果を口頭でご報告差し上げたところ、
「じゃあ次までに小麦を少量から試してみて。」
と指示が。
ややや、ライ麦は結果が怪しかったと申し上げましたが、先生。
「ほんのちょっとから、やってみて。」
はい・・・。

だけどやっぱり怖いです、コムギ。なんてぐずぐずしている間に年が明け、診察日が近付いて来ました。
ええいっ!やるしかないっ!!

気休めに低アレルギー小麦を入手。10gだけ入れてパウンドケーキを焼きました。
(よく考えれば、何かを「全て」小麦粉で作る場合に低アレ小麦を使うことは有効なのでしょうが、「低」なだけであって、小麦たんぱくそのものが異性化されているわけではないのですから、この場合低アレ小麦を使う「意味」はなかったんでしょうね。)
焼き上がりの総重量を測り、まずは小麦(低アレの、ね)が計算上0.5g分含まれる量を食べさせました。

1時間経過。異常なし。
さらに1g分が含まれる量を食べさせました。

30分後、「コン」と咳を一つ。
キッチンで洗い物をしながらその最初の咳を聞いた時、全身が脱力しました。
「のどにぽつぽつがあるかんじがする。」と本人からご報告。
はいお疲れ様。終了。

咳は3分に1回ずつほど。決して「咳込む」という程度ではありません。ですが小麦由来のアレルギー症状であることは明らかでした。
その後、特に薬を飲むこともなく30分ほどで咳は治まりました。
「のどのぽつぽつ、なくなった。」

小麦粉そのもの(と言っても低アレだけど)ではこのような結果に終わってしまいましたが、「小麦たんぱく加水分解物」の類は、だいぶ解除が進みました。
商品名で申し上げますと、 『星たべよ』 、 『うす焼 サラダ・えび』 など、他に缶詰のミートソースなどが、食べても全く症状が出ないことが分かりました。
QOL的に言えば、小麦粉を1g食べられるようになるよりもかなり進歩した実感があります。

でもね~1gか~~~というのが本音。

私はこの記事を、単に現状のご報告ということだけで書いたわけではありません。
いつかこの先のある日に、「タロウくん、あの時あんなだったのにね!」と言っていただくためのネタのつもりで書いています。

「子供がアレルギーで(家族が健康な食生活を送れるようになって)良かった。」とか、
「アレルギーはこの子の個性だから・・・。」とか、
そんな考え方は私にはできません。

先日、あるハンディキャップを持つお母さんが言って下さいました。
「タロウはアレルギーがあっていろいろ食べれないけど、でも 『不幸』 じゃないよね。」

不幸じゃない、かわいそうじゃないけれど、でも不便です。親からすれば不憫です。
食べられないんだから仕方ない、この体とうまく付き合っていけばいい、というのは、将来タロウ本人が行き着き、見い出す考え方であって、私が「仕方ないよね。」「付き合って行くしかないよね。」と決め付けられることではないと思っています。

何でも食べられるようになって欲しい。

これが今の私の思いです。
なので、「何でも食べられるようになった日」のために、記録を残しています。
「1gでコケたのにねー!食べられるようになるもんだねぇ!」と、いつか言って下さいね。


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